こんにちは!コーヤマです!
以前の記事で紹介した「世界最新の太らないカラダ」。非常に画期的でおもしろく、実用的な本でしたね!

ものすごく参考になる点も多いのですが、結構注意すべきところもあると感じましたので、その点について少し書いていこうかと思います。
※細かい内容に触れすぎるとアレなので簡潔に。
アスリートのパフォーマンスについては書かれていない
注意しなくてはならないこと。これに尽きますかね。
こちらの書籍はあくまで「太らないカラダ」。
肥満のメカニズム、太らない、減量する、健康になる、ということにかけてはめちゃくちゃ参考になると思います。特に一般の方にとっては。
しかし、その結果アスリートのパフォーマンスが向上したかということに関しては記述がありません。
ということから、参考にする部分を取捨選択する必要があると感じます。
アスリートはただ減量するだけではいけません。それを競技力につなげることが最も大切なのです。
万人が参考にしていい部分
・インスリン(血糖値)コントロール
・ホルモンバランス関連(食べ物の質)
・肥満や減量の「メカニズム」の部分
・体重の設定値、ホメオスタシス等
あたりかな?と思います。ホルモンバランスが整うことで爆食スイッチが入りにくくなります。特に大量のトレーニングを行うアスリート、サイクリストはコルチゾールを生みやすい存在なので、これらの知識があることは大いに役立つでしょう。
非常に参考になるのは間違いありません!
気をつけなくてはいけない部分
・三大栄養素関連(低糖質等)
・ファスティング関連(と食事回数)
これらですかね。しかもこちらの書籍を読んだことがある方ならわかると思うのですが、この二つは結構推されているので影響を受ける方も多いのでは。
確かにインスリンの観点では脂質が最も関連性が低く、糖質とタンパク質、特に糖質を抑えることはシンプルな「減量」にはつながるのですが、
「筋肉」をつくるタンパク質
「筋グリコーゲン」をつくり、トレーニング中のエネルギーにもなる糖質
はキッチリ摂る必要があります。
また、極端なファスティングはリスクが高いんじゃないかなと。やるにしてもオフシーズンに内臓の掃除目的で極まれにやるとか。
確かに四六時中食べていると太るのは間違いありませんが、空腹時間をとりすぎるのもどうかなと。余計なおやつを食べない、ぐらいの意識で良さそうだと感じます。夕食摂って寝て朝を迎えれば半日近く食べ物を入れなかったりはするわけですしね。
ファスティングについては、正しく行えば肥満の方には効果絶大だとも思います。しかし既に一般的には絞れている部類のアスリート、サイクリストが行うのはリスキーかな。
アスリート、サイクリストは結局のところ
減量とパフォーマンスアップを両立させるなら、一周回ってオーソドックスな方法に落ち着きそうな感じがしますね。
トレーニング効率、筋力体力が落ちないよう(アップするよう)過不足なく栄養を摂る。タンパク質と糖質は一般の方と比べるとはるかに多く必要になる。パフォーマンスのことを考えると最も優先順位が低くなるのは脂質である(もちろんある程度は必要)。
という前提の上で、食べ物の質やインスリンを中心としたホルモンバランス、体脂肪、除脂肪のメカニズムなんかの知識をもっておき、競技力の向上に活かす。
そのあたりを個々人の目的や環境、食べ物の好みwなんかにも合わせてブラッシュアップしていけばいいんじゃないかな?と思います!
最後に
私も一度は(オバトレ気味のところに加えて取り組んだからというのもありますが)減量とパフォーマンスアップの両立には失敗していますが、うまくやる方法はあると思います。
実際ある程度のところまでは減量してもパワーを落としていない、むしろ上げたという方もいらっしゃいますからね。あまりにも絞りすぎるとリスクが上がっていきますが。
ということで知識をアップデートして、リスク分散をしつつも人体実験していけたらおもしろそうですね!w
結局のところ、たくさん乗って、質の良い栄養のあるものをたくさん食べよう!w
Rice On !!
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