こんにちは!ガーミンさんのデータ、数値関連についてあれこれ考えるのが楽しいコーヤマです!
ガーミンさんって「VO2Max」の推定値も出してくれますけど、これって「Carson」系のワークアウトをやると上がると聞いたことがあったり、実際そう感じている方も多いのではないでしょうか?
そのからくりについて考察します!
ガーミンさんによるVO2Max推定値の計算方法
まず公式HPを見てみましょう。
具体的な式だったりアルゴリズムだったり、そういうのは書いていません。そりゃそうですよね。しかし大切なことが書いてあります。まとめると、
心拍計、パワーメーターを使用し、20分以上連続して最大心拍数の70%以上のアクティビティを行う必要がある。
ということです。そして、このVO2Maxを出す際に重要なのはP/Hrです。心拍数あたりのパワーです。あと体重。
(今回は体重については無視します。ここについては個人の設定次第なので。)
CarsonでVO2Maxが上がる?理由
Carsonというワークアウトは、
5~7分間のSST強度のワークを、2分間のレストを挟みながら繰り返すものです。
後半になるにつれてカーディアックドリフトが起きる(心拍が上がる)ので、最初の3セットが最もP/Hrが高くなるでしょう。その最初の3セットが
・Carson(無印):5分→2分レスト→6分→2分レスト→7分…計22分
・Carson+2:5分→2分レスト→5分→2分レスト→6分…計20分
となりますね。おそらくこの時間設定と強度が超絶妙なんです!w
この20分間での平均心拍数は最大心拍数の70%をわずかに超えるでしょう。そして、レスト直後は「パワーの割に心拍数が低い」状況が生み出されます。踏み始めてから心拍数が上がってくるまでにラグがありますよね?
よって、
・P/Hrが高くなりやすい
・20分以上
・平均心拍数が最大心拍数の70%以上
というガーミンさん的にVO2Maxを高く算出する条件が揃うのです!
…ということだと思います。
それって実際VO2Max上がってんの?
残念ながら上がっていないでしょうね。これはガーミンさんのVO2Max算出方法の穴をついたような形になっていると思われます。笑
が、絶対値としては信用してはいけないというだけで、自分自身の中での相対評価としては大いに使えると考えます。
同じようにCarsonをこなしていって、以前よりもP/Hrが上がった。VO2Maxの数値も上がった。ということであればそれは成長したということでいいと思います。
久々にCarsonやったらVO2Maxが高く表示されたぜ!やった!というのはおそらくまやかしなので気をつけましょう。ということですw Carson自体はいいトレーニングだと思うよ!
あと、実際CarsonやりまくったらVO2Max上がるの?ということに関しては…人によるとしか言いようがないと思いますw
初心者ほど上がりやすく、熟練者ほど上がりにくいのは間違いないですし、それまでの能力開発状況やトレーニング内容にも大きく影響されますので…。。
まあ基本的にはVO2Max領域を鍛えるメニューではないので、過度な期待は禁物かと思います。笑
最後に
今回の考察、いかがでしたでしょうか?
考察といっても非常にシンプルなものですが…w
でも、言われてみるとそんな気がしてきませんか?100%そうと言い切れるわけではありませんが、こういったカラクリであれば納得できるのでは?
あと、CarsonをやるとVO2Maxが高めに出るということは、トレーニングステータスも「プロダクティブ」とかになりやすいはずです。そしてしばらくやらないと、VO2Maxが下がったという判定で「アンプロダクティブ」になったりすると思います。
このトレーニングステータスに関してはそういった理由がわかっているのであればそれほど気にしなくてもいいのかもしれません。同じようなルーチンをこなしているのに下がっていくのであれば再考の余地ありかも。
ということで今後もガーミンさんに振り回されていきたいと思います!w
Rice On !!
コメント