【FTP向上】減量がモアパワーにつながる可能性はあるのか?【肥満と心臓への負荷】

考察

こんにちは!コーヤマです!

今年は桜の開花も例年よりだいぶ早いということで~もう春ですね~ポカポカ陽気や~w

ということでそろそろ減量しなきゃ…という方も多いのではないでしょうか?

オフシーズンはたくさん食べて増量!筋肉ワッショイ!モアパワー!!という方もたくさんいらっしゃったと思うのですが…実は増量するより減量する方がパワーを上げられる人もいるんじゃね?と最近思ったりしています。主に体脂肪率が高い人ね

そりゃ減量してパワーが落ちなければパワーウェイトレシオ(PWR)は上がるでしょ…とお思いかもしれませんが、ここで私が推したいのは、PWRだけでなくパワーの絶対値自体も上がる可能性はないのか?ということです。

肥満は心臓に悪い

というのはなんとなく感覚的にわかっているというか、聞いたことがある方も多いかと思います。

え、なんで急に肥満の話始めたのかって?まあまあ少し聞いていってくださいw

で、なぜ肥満は心臓に悪いのかというと、単純に心臓への負荷が増大するからです。

で、なぜ心臓への負荷が増大するかというと、脂肪細胞にエネルギーを送る必要があるからです。

脂肪細胞が増加、増大するとその分そこへたくさんエネルギー(血液)を送らなくてはならなくなるのです…。

さらに、皮下脂肪が多くなると熱放出もしづらくなるので、体内の熱を放出するためにまた血流量を増加させる必要が出てきます。

さらにさらに、重い身体を動かすためにたくさんのエネルギーが必要なので、また血流量を増やす…というように人間の身体は対応します。

というような理由から、肥満である(脂肪が多い)と心臓への負荷が増大するんですね。

脂肪が多いと心臓くんは苦労している

ということは?

逆に、脂肪を減らせば心臓への負荷は減る!ということになりますよね!

脂肪細胞に回していた血液を筋肉等の有能な細胞に回すことができる。熱放出の効率も良くなる。身体が軽くなるので少ない血液で動かすことができる。

結果的に、他の条件が同じであれば、脂肪が少ないほど出力はアップする!ということになるのでは?という理屈です。

また、「脂肪を減らして心臓への負荷を減らす」というのは心疾患リスクも引き下げることになるかと思います。もちろん他の生活習慣病も。一石二鳥、三鳥、四鳥~ですね(^^)/

サイクリスト(スポーツ選手)と心臓病
こんにちは!コーヤマです!少し物騒なタイトルですが、ちょっと考えさせられる出来事がありましたので私なりに調べて...

いや増量といってもさ

太るということじゃなくて筋肉を増やすということなんだよ!と思っているのではないでしょうか。

確かにそれは一理あります。しかし、筋肉を増やすのってめちゃくちゃ大変です。ある程度鍛えている人が筋肉を1kg増やそうと思ったら相当な努力が必要になるでしょう。

しかも、筋肥大を目的とした筋力トレーニングがメインであるならともかく、自転車競技、それもロードレースやヒルクライム等の持久系種目がメインであるならその難易度は計り知れません。

もっというと、脂肪細胞と筋肉細胞は完全に別物で、脂肪細胞が筋肉細胞に変化するということはありません。よって、意図的に太るメリットはないと思います。ケガもしやすくなりますしね。

ただし、トレーニング効果を最大化するために多めにエネルギーを入れておく、というアプローチであればいいと思います。ボディビルとかのいわゆる増量期というのもそんな感じのようです。アレは筋肥大からの極限絞りが必要なので自転車競技とは性質が異なりますが、参考になる点はありますね。

筋肉よりも心肺機能や細胞の質

大半の自転車乗りにとっては、ゴリゴリ筋肉をつけるよりも心肺機能の向上や細胞(ミトコンドリア等)の量や質を改善させた方がパワーアップにつながるのではないか?と考えています。

スプリントはまた別だと思います。今回は有酸素系(FTP等)を中心にお話しさせていただきます。

もちろん筋肉も細胞であって非常に大切なのですが、むやみやたらに増量するのはリスキーというか、脂肪がつきすぎて逆にパワーダウンしそうだなと感じます。実際太ってパワーが落ちたとか、そもそも日常生活が不便になったwとか腸内環境悪くなったwとかデメリットが多いのでは?

増量と言って、本当に脂肪を増やさずに必要な筋肉だけを0.5kgとか1kgとか増やしてモアパワーにつなげられたら本当にすごいと思います。理論上は不可能ではありませんが…すでに一定以上のレベルにあるホビーレーサーならかなりの労力と時間が必要でしょう(伸びしろの多い初心者なら割とできるかも)。

筋肉を増やすより脂肪を減らす方が簡単じゃない?

と思いません?w

脂肪を減らして心臓への負荷を減らすことでモアパワー!というアプローチです。もちろん体重が減ったうえにパワーが上がるので相乗効果でPWRもうなぎのぼり!という寸法ですw←話がウマすぎる気もする

ただし、正しく脂肪だけを落とす必要があります。減量の難しさはここですよね。

主に気をつけなくてはいけないことは

①筋肉量、筋力、筋グリコーゲンを減らさない(筋合成に必要な量のタンパク質と炭水化物を摂る)

②多様な食品から必要な栄養素を満遍なくしっかり摂る

③腸内環境、血糖値、インスリン

これらを全てケアしつつ減量する必要があるので、ある程度の知識と理論、実行力が必要になるでしょう。私も今自分の身体を使ってコーヤマ式最強健康減量理論()の実験中ですw

やみくもに「体重減らすぞ!」という感じでは失敗します。回復が間に合わない、気力がわかない、トレーニングの質が落ちる、ストレスに耐えられない、免疫が落ちて体調を崩す…etc

そんなことになるぐらいなら多少オーバーカロリーでもしっかり食べて、しっかりトレーニングしよう!という発想になるのは悪いことではないと思いますね。暴飲暴食はダメだよ!質が大事!腸内環境意識しよう!あとインスリンな!

余談ですが、ボディビルの絞りと比べるとサイクリストの減量ははるかに楽だと思います。理由は、運動量が多いのでたくさん食べられる=栄養を摂りやすいうえにストレスが少ない からです。

ただし食が細い人は運動しまくった分をクリーンに食べるのが難しいのかも。←ジャンキーなものでカロリー摂りまくるとダメージデカいで~w

最後に

サイクリストの皆さんは一般的な方々と比較すると日々体重を気にしていると思います。ですのである程度「これぐらいの体重のときはこんなパフォーマンスになりやすいな?」という感覚をお持ちなのではないでしょうか?

増量、減量したとき、それが短期的、長期的であったとき、もちろんそれだけでなくトレーニング内容や仕事・家庭等の環境、睡眠…いろいろあると思いますが、どんな感覚をお持ちでしょう?

そして今回の考察、いかがでしたでしょうか?一般的には減量するとパワーが落ちやすいという認識の方が多いと思いますが…「正しく減量」できればパワーが上がる可能性は十分にあるという理屈でした!私は減量でちょっとパワー落ちたっぽいですけどw

私も自分の身体を用いて人体実験中ですが…長い目で見たときにどんな結果になるか…そしてどう改善していくか。日々試行錯誤ですね!PDCAサイクルを回していけ←仕事か?w

Rice On !!

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