サイクリストと暑熱順化について考える

健康

こんにちは!すっかり暑くなってきて…もう日中は外で走りたくなくなってきているコーヤマです!w

地域差はありますがそろそろ本格的に熱中症にも注意しないといけない季節になりましたね。こうなってくると「暑熱順化」しようと考えている方も多いのではないでしょうか?

それについて少し考えてみます。

暑熱順化とは?

身体が暑さに慣れること。言葉にすると一言で、非常にシンプルですね。

環境省によると、暑熱順化をすると

①発汗量が増える

②汗に含まれる塩分濃度が下がる

③皮膚血管が拡張する

④循環血液量が増加する

そうです。放熱機能が向上することで暑い中での運動機能も向上する(低下しにくい)、ということになりますね。サイクリスト的には地味に②が大きいかも。汗から塩分ガンガン流れてしまうと危ないですからね。

暑熱順化のやり方は、これも環境省によると

やや暑い環境でややきつい運動を30分程度行う、だそうです。ここでいうややきつい、はウォーキング程度の強度みたいですよ。自転車でいうとZ1かな。暑けりゃウォーキングでもきついよねってことかな?

で、だいたい2週間ぐらいで暑熱順化は完了するようです。

サイクリストと暑熱順化

どうですか?上記の説明を見て、「あれ?そんなもんでいいの?」と思いませんでしたでしょうか。

周りを見ていると、サイクリストが暑熱順化しようとするときって…

「よっしゃ扇風機切って汗ダラダラ流しながらZwiftするで!」

「30℃以上あるけど100km走ってくるで!」

「わざと暑い時間狙って峠TTするで!」

みたいな人が結構多いような気がします。これは暑熱順化という観点から見ると…だいぶやりすぎということになりますね。笑

おそらく暑熱順化のメリットより熱中症や夏バテによるリスクが大きく、パフォーマンスが下がってしまうのではないかと危惧しています。なので私は暑くなってきたらエアコン除湿機工場扇三種の神器をフルに使いながらワトピアに引きこもりますw

というか愛知ぐらいワソ蒸し暑いと、生きているだけで暑熱順化できていると思います。笑

職場の環境なんかによっても結構左右されるとは思いますね。私の場合、半分はデスクワークですが半分はワソ暑い現場なので、本当に生きているだけで暑熱順化しまくりです。というかぶっ倒れそうw

なのでわざわざ「暑熱順化のために」暑い環境で自転車で走ったりする必要はないと考えるわけです。

個々人の環境はそれぞれですが、いうほど「暑熱順化」は気にせず、どちらかというと暑すぎて体調を崩すということがないようにすることを気にした方がいいんじゃないかと思います。

こまめに水分補給しよう

ほとんどの人はね。

暑熱順化、とは別かと思いますが…

「暑い中走る練習」が必要な方はいると思います。

・夏場に重要なレースがある

・参加したいイベント、ブルベ等がある

・暑いけどそれ以上に外で走りたい欲求が強い

等々…様々な理由で暑い中自転車で走る「本番」の日があるという方。

これはぶっつけ本番ではなく、確実に予行演習を行った方がいいでしょう。どのようなパフォーマンスになるか、どの程度補給が必要か、いつも以上の装備が必要か…確認しておく必要があります。

その際は最初から本番の強度で!というのではなく、少し強度やコース難易度を落としたりして様子を見てから徐々に慣らしていくのがいいのではないかと思います。

また、「ヒートトレーニング」というものもあります。体温をモニタリングしながら暑い中でもパフォーマンスを出せるようにするトレーニングですが…これについては私も詳しくないのであまり下手なことは言えません。ただ、暑い中でも過酷なレースをするような方以外はそうそうやらない…というか下手に手を出さない方がいいと思います。逆に言うとこれができれば夏のレースではライバルを出し抜けるかもしれない

ヒートトレーニングについては…取り入れる場合はしっかり調べて、正しく行えるように勉強してからにしましょう。重ねてになりますが、私も詳しくないので…スミマセン。m(__)m

最後に

これからどんどん暑くなっていきます!

トレーニングに精を出し、疲労が蓄積してきたところに暑さでのダブルパンチ!なんてことにならないように…無理せず体調に気をつけて過ごしていきましょう!

おそらく暑熱順化は…皆さんが思っている以上に勝手にできているというのが私の見解です!w

Rice On !!

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