ズイフトレースのススメ メリットとデメリットについて考える

考察

こんにちは!Zwift廃人のコーヤマです!

サイクリストの中ではもはや常識と化したZwift。ズイフトワールドでは日々たくさんのレースイベントが開催されておりますよね。そのズイフトレース(以下ズイレー)のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います!

ズイフトレース(ズイレー)って?

はい、まずお手持ちのスマホでZwift Companionを開いてくださいwすると「イベント」がありますね?そこをタップするとたくさんのレースやライドイベントが出てきます。それですw

…すみません、これだと既にZwiftをやっている前提なので、Companionが入っている時点で知らないということはないと思いますw

まあその名の通りZwift内で行われているレースイベントのことで、リアルタイムで世界中のズイフターとレースができてしまうという画期的なシステムなんですね~!今でこそ一般的になっていますが、出始めのころは驚いたものです。家にいながらレースができるなんて。

で、あまりにも実力が離れていると楽しくないので、FTPのパワーウェイトレシオ(PWR)毎にカテゴリ分けがされています。たまに例外もありますが、基本的には

A:4.0W/kg~

B:3.2~3.9W/kg

C:2.5~3.0W/kg

D:~2.4W/kg

となっています。最近ではカテゴリー詐欺を防ぐために、自分が該当するカテゴリ以外は選択できないというレースも増えてきていますね。

ですので「全然実力足りないしレースなんて無理だよ…」なんてことはなく、同レベル帯のライダーとの勝負を楽しんだりできるようになっています。

イベント毎にコースや長さも様々ですので、自分が参加できる時間帯のなかである程度好きなレースを選ぶことができますね!

最近ではミートアップやクラブ機能のおかげで身内でのレースなんかも手軽に開催できるようになりましたし、レースイベントだけでも相当充実していて素晴らしい…!と思います。

ズイフトレースのメリット

①楽しくトレーニングできる!

最大のメリットはこれでしょう!ズイレーはとにかく楽しい!ワークアウトやフリーライドにはない楽しさや中毒性があると思います!やはり人はどこかに闘争本能を持っているものなんでしょうかね?w

やっぱり周りに人がいるだけで違いますよね。それで戦えるとなればなおさら。

②限界突破できる

これもかなり大きいメリットだと思います!クッソーこいつに負けたくない!勝ちたい!とか集団についていきたい!とかいろいろありますね!強い選手と走ることで限界まで力を振り絞りやすい環境になりますよね。

一人だとメンタル的に厳しくても他の選手がいるから頑張れる、そんなことも多いのではないでしょうか?その結果トレーニング効果も高くなる!

個人的には「限界まで食らいついてタレる」練習も必要かなと思っています。ワークアウトだとかなりきついけどギリギリ耐えられる、というものが多く、本当の限界までなかなかいかなかったり?でもやりすぎるとオーバートレーニングになったり、タレすぎて効果が薄くなることもあるので難しいところw

③駆け引きや戦術の練習になる

実走のテクニックとは異なるところもありますが、ライバルを出し抜くためにアタックをかけてみようか?とかどの位置からスプリントをしようか?とかどうやって脚を削ろうか?とかいろいろ考えてやってみることができます!リアルのレースにポンポン出るのは難しくても、ズイフトレースなら毎日たくさん行われていますので、いつでも練習することができますね!

④いくらでも失敗できる

リアルのレースだと基本的には一発勝負なので思い切ったことはなかなかできなかったりしますよね。しかしズイフトレースであればたくさん失敗してたくさん学ぶことができます!序盤から突っ込みまくってタレても、アタック打ちまくって脚なくなっても、スプリントのかけ始めが早すぎて失速しても、何してもいいんです!失敗しまくって強くなり、それを次に活かしましょう!

⑤モチベーションを上げやすい(保ちやすい)

あのレースで勝ちたい、あのレースでついていけるようになりたい、なんていうのもモチベーションになりますし、ワークアウトってやる前に結構気が重くなったりするじゃないですか?でもレースだとそうでもないというか…逆にちょっと楽しみ、みたいなことってありません?w(結構個人差あるかな)

最初はそれほど気合が入っていなくても、いざスタートしてしまえばやる気スイッチが入って踏めたりもしますしね!ズイレーってだいたいスタートダッシュがあるのでそれがスイッチになったり?!w

だいたいこんな感じでしょうか?やっぱり楽しい、楽しく追い込める(キツいけどw)というのが相当大きいメリットだと思います!

スタート前の緊張感w

ズイフトレースのデメリット

①(ワークアウトと比べると)狙った負荷をかけにくい

ワークアウトというのは基本的に何かしらの狙いがあって、その負荷をかけるというものですよね。レースの場合はどうしてもコースやメンバー、展開によってやることが変わります。慣れてくるとコースレイアウトを見てある程度予測できるようになるので、自分のやりたいトレーニングに合わせたレースを選ぶといいのかな?と思います。

狙った負荷での生理的反応という「パワトレ」の観点からはワークアウトに軍配か

②頑張ったような気になってしまうことがある(実際には負荷が足りない)

これはある程度強い人にありがちだったりします。集団についていくだけでギリギリ、という人はある意味いつでも出し切れることが多いのですが、平坦を集団でぬくぬくできるレベルになると道中割とサボって、上がるところだけちょっと上げて…そこはキツいので頑張った!という気にはなるのですが実は強度が足りなかった。ってことになりがちだったり。

③手段と目的が入れ替わってしまう(リザルトを求めすぎてしまう)

本来、基本的にはズイレーはトレーニングであり自分が強くなるための手段として始めた、という方が多いと思います。ですが、いつしかズイレーで勝つこと自体が目的になってしまうということです。

もちろん勝利を目指すこと自体は全然悪くない、というかいいことだと思います。100%の力を出して勝ちを狙う姿勢は素晴らしいと思います。が、これは②と似ているのですが、温存しすぎてしまうんですよね。特に短時間に強い、スプリントに自信がある人にありがちだと思います。

勝ちを狙うために温存温存で過ごし、最後集団スプリントで爆発させて好成績!これってトレーニング効果的にはどうなの?と思ったりします。私の場合はトレーニングとしてやっているので今回はデメリットの方に書かせていただきましたが、このあたりの考え方は人によると思います。

そもそもズイレーで勝つこと自体が目的だというのであればそれが最良ですしね!まあ私はスプリントクソザコナメクジなので勝ちを狙うのであればその展開になった時点で終わりですw

あと「Zwift Power」というランキング制度?のようなものもあり、これと連動することでレースに応じてポイントが付与され、自分のランキングを高めたりすることができるのですが、これを気にするあまりリザルトが全てというレースをしてしまいがちでもあります。

Zwift Power自体はとても面白いシステムです。生かすも殺すも自分次第。

④目的とズレたトレーニングになってしまうことがある

例えばリアルのヒルクライム大会で好成績を上げたい、と思っているのに平坦系でスプリントばかりしていてはなかなか難しいですよね。逆にクリテリウムで好成績を上げたいのにヒルクライム系のイベントばかりでインターバルをやらなければ微妙な気がしますよね。

ズイレーは割とヒルクライム系のイベントが少ないような気がします。平坦や短めの丘を含むレイアウトが多いかな?という印象です。もちろんヒルクライムが目標でもそのような負荷が自分に必要で、目的があればいいのですがテキトーにレースに出ているとなかなか力がつかないな?となることもあるかも?このあたりはズイレーのデメリットというよりはセルフマネジメント次第かなという感じです。

⑤楽しすぎてオーバートレーニングになる

ズイレーは楽しいです!それが最大のメリットであると先ほどお話ししました。が、楽しすぎるんです中毒性があるんです。毎日でもやりたくなってしまうんですw

その気持ちはわかります。が、それは結構危険です。毎日毎日ズイレーで追い込み続けると確実にオーバートレーニングになります。しっかり休息日をつくりましょう。

身体はトレーニングで破壊され、休息で強くなる。ということを自分に言い聞かせて律するように私も気を付けますw

こんな感じでしょうか?

最後に

今回はズイレーのメリットとデメリットについて考えてみました。メリットとデメリットが半々ぐらいなのかな?という印象を受けたかもしれませんが、基本的にはメリットの部分が勝るのかなと思っています。

というのも、デメリットにあげた項目って…結局はセルフマネジメントなんですよね。やりたいことにマッチしているか、マッチするような踏み方にするか。ズイレーを生かすも殺すも自分次第ということかなと。楽しくトレーニングできる、メンタル的にも肉体的にもプラス面のあるズイフトレース…うまく使ってレベルアップにつなげましょう!

Rice On !!

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