サイクリストとお酒について考える

考察

こんにちは!食事量は多すぎですが飲酒量はゼロのコーヤマです!アルコールに弱すぎるw

ライド後にプシュッとやるのが最高なんじゃ~という方も結構いるのかと思いますが…今回はサイクリストお酒について考えてみたいと思います!

お酒(アルコール)って身体に悪いの?

いきなり結論から言ってしまうと、悪いです。笑

でも「酒は百薬の長」ともいうし少量ならむしろ身体にいいんじゃないの?と思う方もいるかと思います。しかしこの言葉の由来をご存じでしょうか。

これは中国の前漢と後漢の間の時代の帝が、「酒は百薬の長」というフレーズで民衆にお酒をアピールしたことが由来といわれています。これは医学的根拠があったのではなく、国としてお酒を売りたかったから。要はビジネスのためだったという話です。

お酒が好きな人からすれば嬉しい言葉ですし、飲む理由づけになりますよね!でも実際のところは…少量でも身体にいいということはないでしょう。体質次第でほぼ影響がない人はいると思いますが、よくなることは多分ない…。

帝の戦略だったらしい

アルコール分解能力の個人差

まずはアルコール分解のシステムについて簡単に。

アルコールはアルコール脱水素酵素とミクロゾームエタノール酵素系によってアセトアルデヒドに分解されます。そのアセトアルデヒドをアルコール脱水素酵素によって酢酸にします。

ということはアルコール脱水素酵素をどれくらいもっているかということで分解能力が決まるということですね。主にALDH2という酵素で分解されるようです。そしてこれは遺伝によって決まっています。お酒をたくさん飲んだからといって体質的に強くなるということはないみたいですね。

このアルコールに強い遺伝子を持つ人を活性型、弱い人を低活性型、全く飲めないレベルを不活性型というのですが…日本人の場合、

活性型:56%

低活性型:40%

不活性型:4%

ぐらいの割合らしいです。44%の人はアルコールに弱いということですね。ちなみに低活性型の人のアルコール分解能力は、活性型の人の6%ぐらいしかないらしいです。差が大きすぎるだろ…。

さらに、不活性型の人はALDH2がなんとゼロらしいです。その場合ALDH1や3がアルコールを分解するのですが、相当能力が低いようですね。

弱いのは体質なのでしゃーない。最近は無理に勧める人も減ったと思う。いいこと。

余談ですが、ヨーロッパ系の白人さんやアフリカ系の黒人さんは活性型が100%です。そりゃお酒強いわw

サイクリストとアルコール

まあなんとなくお酒は身体に良くないだろうな~というのはみなさんわかっていたかと思います。ではアルコールを入れることによってどんな影響があるのでしょうか?主にサイクリスト視線で考えたいと思います!

①脂肪が増えやすい

その理由とは…

・アルコールを代謝する際に肝臓に中性脂肪が溜まる

・アルコールを分解する際は臓器がアルコールの分解に全力を注ぐ。糖質と脂質の代謝が行われない。

これ相当痛いと思います。特にお酒を飲むときは糖質と脂質が美味しいですよね~。食欲も増進しつい食べ過ぎてしまいますよね。そんな中で代謝が行われないのでガンガン蓄積します。締めのラーメンとか最悪ですwww

②筋肉がつかない、落ちる

・テストステロンの分泌量が減少する

・アルコールが筋肉を破壊してしまう

といったデバフがかかってしまうんですね~。トレーニーとアルコールの相性が悪すぎる。冒頭でライド後のビールが~という話を出しましたが…あれは最悪です!www

トレーニングで筋肉を破壊したうえで回復せずに余計破壊することになりますからね!w

トレーニングで弱くなり、回復で強くなる。これは大切かと思いますね~。

③摂取酸素量の低下(心拍数の上昇)

これは体感しやすいですよね。お酒飲んで心臓バクバクしたり、夜に飲んで翌朝ローラー回してみたら心拍高いわ苦しいわで調子出ない…っていうのはあるあるだと思います。汗かいてアルコール抜けてきたらマシになってきたりw

私の場合トレーニングに影響出まくりですし何より単純に体調悪くなるので飲みたいと思うことがなくなりましたw低活性型なんでしょうねw

④ビタミン、ミネラルの欠乏

アルコールを分解する際にはビタミン、ミネラルを一緒に消費します。特にビタミンB1。日常的にお酒を飲む人はビタミンB1はかなり欠乏しやすいです。あとビタミンCやE、タンパク質もアルコールの分解に必要です。

逆に言うとこれらの栄養素を摂っていればある程度アルコールの影響を抑えられるかもしれません。あとトマトのリコピンとか卵黄のレシチンとかイカやタコのタウリンとか。

サイクリスト的にはこんなところでしょうか!

あと、お酒やめるとその分のお金浮くのでパーツとか買えるかもしれませんよw

その他の影響

もちろん各種がんや病気のリスクが上がるというのは言わずもがなですね。しかし、少量(コップ1~2杯)であれば心筋梗塞等のリスクが減る、という研究結果もあったりするようです。

活性型の体質を持ち、節度ある飲み方をすれば大丈夫、といったことなのかもしれません。

ちなみに厚生労働省では1日の飲酒量はアルコール20g以内にしましょうね~という基準値があります。

20gって結構少ないです。単純計算でアルコール5%のビール(350ml)1缶で17.5gですからね。ストロングとかなら一発で超えますw

もちろん弱い人はそれ以下にしましょう、なんなら飲むな、って感じですw

↑多分これ1杯ぐらいまでw

最後に

トレーニング重視のサイクリストにとってはお酒は身体にいいことは多分ありませんw

が、好きなことを我慢しすぎるのも良くないのかもしれません。飲みたい場合はレスト日の前日に少しだけ、とかやりようはあると思います!

節度を持って、自分を納得させられる範囲で楽しみましょう!

まあ飲んで楽しくなるのはわからなくはないw私は飲まなくても楽しいので無問題w

元気な身体がある方が自転車生活も充実し、楽しくなると思います!「昨日酒飲んだから調子悪かったわ~」っていうのはもったいないかも?!

飲むより食おう!!www

Rice On !!

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